プロペラの話1
 Table of contents >> 1 2 3 4 5 6 7 8 9
プロペラは船外機のパーツの中で最も重要なものの1つです。水中にあってエンジンの出力を舟艇の推進力に変換しうる唯一の部品です(ただしポンプを使用してこれを推進力とするウォータージェット船外機もありますが)。
しかし多くの船外機ユーザーはこのプロペラの重要性を理解しておらず、ベストなセッティングを出しているとはいえないのが現状です。マッチングの悪いプロペラを使用していると性能が落ち、燃料を無駄遣いするばかりでなく船外機に予期せぬダメージを招くことがあります。この重要なプロペラの理解とベストマッチングなプロペラの選択方法、メンテナンス等について説明していきます。
1. プロペラ各部の名称
(1) 前縁(リーディングエッジ)
船が前進するときにプロペラが水を切り始める側。

(2) 後縁(トレーリングエッジ)
前縁の反対側で、ここで水流がプロペラから離れる。

(3) 翼端(ブレードチップ)
翼の先端部分でここから前縁と後縁の境となる。

(4) 圧力面(ブレードフェイス)
翼の後側の面で水を押す面である。

(5) 背面(ブレードバック)
翼の前側の面で飛行機の翼の上面にあたる部分である。飛行機ではこの面で揚力となりプロペラでは負圧となり圧力面との圧力差で推力となる。

(6) 外筒(アウターハブ)
翼が取り付けられている外筒部分。後部にデュフューザリングが取り付けられているものもある。

(7) 内筒(インナーハブ)
内側にブッシュが圧入されている内筒部分。

(8)

排気通路(エキゾーストパッセージ)
エンジンの排気ガスの通路。


(9) 緩衡ゴム(ラバーブッシュ)
スプラインが切られている芯金にゴムが接着されていて、クラッチのシフト時等の軽いショックの時にはゴムがたわんでショックを逃がします。水中の岩などにぶつかったりした時は、上記同様の方法でショックを吸収し、時には瞬間的にスリップし船外機の動力を伝える部分(ギア・クラッチ・シャフト・プロペラetc)を保護する構造となっています。以上はM5B(5馬力)以上の船外機のプロペラでM3.5B(3.5馬力)以下ではプロペラから排気ガスの出ないアボーブプロップ方式のため、内筒、外筒の区別なく一体となっています。また、緩衡ゴムもないがショック時にはプロペラシャフトからプロペラに動力を伝えるシェアピンが折れることで船外機を保護します
 Table of contents >> 1 2 3 4 5 6 7 8 9
このページのTopへ
Copyright(C)2004 TOHATSU. All rights reserved.
プライバシーポリシー サイトマップ